日本平山頂にお花畑を作ろう 2005
[NPO法人 日本平香る丘]は、四季折々の佳景、富士山と清水港を間近に眺める日本平(有度山頂上)のもともとある自然を活かしながら、日本平山頂の展望台への道すがらをきれいにしようとボランティア活動を行っています。
先日、日本平山頂正面に
お花畑の植栽が行われました
2005年3月14日の様子
植栽後
3月10日 植栽初日
先日3月10日から植栽作業を始めました。
初日は穏やかな暖かい日でしたが、庭仕事は想像以上に重労働です。
更地に区切り線を引くところからはじめ、仕切り板を
埋める穴を掘り、植栽の間隔が一定になるように測りながら作業を進めます。
植物は手に取ると同じ種類でも個性があるように感じました。上に向いていたり、横に広がっていたり。
ここの気候や土になじんで気持ちよく育ってくれることを願わずにはいられません。
これから芝が緑になり、新芽が出始めるのがとても楽しみです。
写真はクリックすると拡大されます。
4月9日の様子 桜満開
桜が満開になり、お花畑の周りを大勢の方がゆっくり散歩される姿に出遭います。
芝もうっすらと色が付き始めました。まだ産毛のような新芽ですが、これから勢いをまして力強い緑色になってくれることでしょう。
ラベンダーも順調に育ってくれている様子でほっとしました。
4月22日の様子 早朝
早朝のまだ誰もいないお花畑です。
あと数時間すると、この駐車場は
大型バスや観光客の皆さんで賑わいます。
先週までは満開だった桜もすっかり
新緑の葉に変わりました。
ラベンダーの花が咲く頃にはきっと遠目にも映えるでしょう・・・?と想像してまだ保護色のお花畑を眺めます。
≪草取り作業≫
ウグイスの声を聞きながら、寒さを感じる早朝に草取り作業をしました。
ラベンダーはアルカリ性の土壌を好むそうです。
5月18日の様子 小さなつぼみ
左のショットは山側から駐車場を見た方向からのお花畑です。
やっと芝生がついて緑色が濃くなり、安心しました。
5月の連休中にも草取りとへーベの剪定をがんばって下さった方々のおかげで、ラベンダーの新芽が一気に吹き、先月に比べて、ひとまわり大きくなった印象です。
中には1cm位の小さな花をつけている株もありました。まだ静かに見えるお花畑も本番にむけて着々と準備中です。
NPO法人 日本平香る丘は昨年より山頂駐車場付近の管理をお手伝いしています。
みてください!
今までの手入れが報われました。勢いの良い新芽が伸び、
やっと咲いたよ ラベンダー♪
6月6日の様子 迫力のラベンダー
楽しみにしていた時が目前です。
ここ、一週間で枝から花芽が出て丈は2倍になろうかという勢いです。枝先にはスモークグリーンに近いつぼみがついています。
印象は麦や稲を連想させる地味さがありますが、ひとたび色づき始めると、落ち着いた濃い紫色がベルベットの光沢を感じる輝きです。
私はこれまでこんなに濃い色に咲くラベンダーを見た事がありませんでした。
限られたこの時期に咲くラベンダーを、この機会に是非、見におでかけください。
駐車場付近の様子
こんなに勢い良く咲くラベンダーには特別な理由があります。
このラベンダーの生みの親、斉藤さんの研究の成果です。手作りの有機肥料の効果はご覧の通りです。
是非、迫力のラベンダーを拡大写真でお楽しみください。
6月24日の様子 キノコ発生?
早朝、霧がかかったお花畑に行ってみて驚きました。キノコの行列です。
芝生の上は満員のイベント会場のようです。
正面、奥のほうにはアジサイが見事に咲いています。色とりどり、小さな株から大きな花をつけてかわいらしいです。
今回は朝もやで写真の発色がいまひとつなのが残念ですが、
今が満開のお花畑にはモンシロチョウや蜂がラベンダーにきていました。
さすが、蟻も蝶も山サイズ、見慣れた形よりひとまわり大きいようです。ふわりふわりと、優雅に舞っていました。
駐車場付近の様子
昨年植えた沿道のラベンダーは今が真っ盛りです。ドーム型に広がった株はまるで大きな花束です。
5月18日から追って載せた(下右)ラベンダーは花の終わりをむかえていました。
この株でも直径60p位です。
7月14日の様子 初夏
夏の深い緑の中、梅雨の合間のお花畑です。朝の作業も鶯と一緒に蝉の声が聴こえるようになりました。
虫達にも出勤時間があるのでしょうか?
この日は朝7時を過ぎた頃からミツバチがやってきました。ラベンダーの丈が高いので、丁度、しゃがんでいる私達の耳のすぐ傍で羽音を響かせています。
一瞬、えッ?と思う近さですが、蜂や蝶も元気なラベンダーを守る仲間として認識してくれているのか、忙しいだけなのか?お互いもくもくと朝の時間を共有しながら作業を続けます。
初夏の風になびくラベンダーを見にいらしてください
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12月8日の様子 拡張工事
11月中旬に植栽作業をしてから、雨が降っていません。水撒きの作業も範囲が広くなって時間がかかる分、楽しみも膨らみます。
作業をしていると、観光客の方によく声をかけられます。花の咲いていないこの時期は、ラベンダーとは分かりにくいようですが、剪定したり、触ると香草のいい香りがしているので、興味を持ってくださるようです。
春にたくさん芽吹いてくれるように、手を抜く気持ちには、自然とならないものです。
霜で根が傷まないか、など心配ですが、なんとか初めての静岡の冬を乗り切って欲しいと思います。